【TOKYO GAME SHOW 2025】デジタルとアートが交差する場所へ

秋晴れの空の下、幕張メッセで開催されたTOKYO GAME SHOW 2025(TGS2025)に行ってきました。
国内最大級のゲーム業界の展示会で、世界中のクリエイターや企業が最新の技術とアートを披露するイベントです。
今回は、教え子の男の子が通うゲームデザインの専門学校が出展するということで、応援を兼ねて初めて訪れました。
幸いにも、普段から応援している企業がゲーム関連会社で、VIPチケットをいただけたおかげで、快適に入場することができました。
会場で感じた「アートとしてのゲーム」
中に入ると、巨大なスクリーンと光の演出に包まれた空間。
最新作の映像が流れるたびに歓声が上がり、まるで美術館のインスタレーションを体験しているような感覚でした。
展示のひとつひとつに、デザイナーたちの「世界のつくり方」が息づいています。
学生ブースでは、教え子の学校の展示を見学。
若いクリエイターたちの作品からは、学びの純粋さと発想の自由さがあふれていて、
「アートとテクノロジーが融合すると、こんなにも新しい表現が生まれるのか」と改めて感動しました。
ゲームが描く“未来のキャンバス”
ゲームというと、つい「遊ぶもの」として捉えがちですが、
実際に会場に足を運ぶと、そこは“デジタルアートの最前線”。
キャラクターデザイン、背景美術、音楽、光、動き――
あらゆる芸術要素が組み合わさり、一つの世界を構築しています。
絵を描くこと、立体をつくること、物語を考えること。
それぞれの延長線上に「ゲーム表現」がある。
そんな気づきをもらえる貴重な1日でした。

✨ 幕張の空のように、澄みきった創造のエネルギー
外に出ると、真っ青な空が広がっていました。
建物のガラスに映る光がきらめいて、まるで“創造のエネルギー”そのもののよう。
未来を担う若者たちの姿を見ながら、
「アートはどんな形にも変化できる」という希望を強く感じました。
教室でも、こうした“広い意味での表現”を大切にしていきたいと思います。
デジタルも絵画も、根底にあるのは「伝えたい気持ち」。
その心を育てていけるよう、これからもアートの可能性を一緒に探っていきたいです。